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NHK 連続テレビ小説「芋たこなんきん」視聴記
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2006/12/13 (Wed)
<あらすじ>徳永家に、町子(藤山直美)の妹の孝子(メイサツキ)が、8歳のめいの良美(山崎奈々)を連れてやってくる。夫が盲腸の手術で入院し、子連れで病院と家との往復は大変なので、良美を2、3日預かってほしいという。町子は、健次郎(國村隼)の許しを得て、良美を預かることにする。しかし、良美は徳永家の生活スタイルと外れた振る舞いをし、また、食事の行儀の悪さに、孝子の子育ての姿が見え、町子は少し困惑を覚える。

仕事部屋。町子さんが新刊「楽天乙女」を本棚に並べていると電話が鳴る。出てみると妹の孝子さんだ。子供をつれて近所まで来ているので徳永家に来るとの事。純子さんがお茶とカステラを持ってやってくる。「いらちやね、いつも急やねん。妹ね、早産なんですわ」とマシンガンのようにしゃべりまくる町子さん(笑)そういえば和代さんが信夫くんを生んだときも予定より早かったですよね?(^-^)「妹さん?わぁ、可愛い顔してらっしゃいますね~」と机の上にある花岡家の面々の写真の中の町子ちゃんと孝子ちゃんを見る純子さん。
 
工藤酒店に大崎のおっちゃんが来ている。そこに孝子さんが娘の良美ちゃんと一緒に入ってくる。赤いランドセルを背負った女の子…どこかで見たような…あ!!(^^ゞ良美ちゃんをじろじろ見て「お嬢ちゃん、このあたりの子ぉか?」と大崎のおっちゃん。無表情で「大阪市西区あたりの子」と答える良美ちゃん(^O^)ムッとする大崎のおっちゃん。「あの二人、酒なら何でもええな…」とつぶやいて、安い酒を買う孝子さん(^-^)
「ただいま~」と守くんが帰ってくる。店内をウロウロしていた良美ちゃん、守くんにぶつかり倒れる。「ケガしてない?」と心配そうに駆け寄る孝子さん。それを見ていた大崎のおっちゃん、「ケガしそうにあれへんけどな」とつぶやく。『なんやの、あんた』とても言いたげに大崎のおっちゃんを見る孝子さん(^^ゞ
お酒を包んでもらった孝子さんが店を出るのと入れ替わりに住職が入って来る。「今の人、どっかで見たことないかな?」と大崎のおっちゃんに聞かれるが、心ここにあらずといった感じの住職。「分かった!町子さんの妹や!」と大将。ポンっと手をうち「せやせや、結婚式で会うたな」と大崎のおっちゃん。そんなことにはまったく関心の無い様子の住職、大きなため息をつく。住職、カキにでもあたったか?(^^ゞ
 
徳永家居間。「良美、大きなったなぁ」と町子さん。ニッコリ笑う良美ちゃん、町子さんの小さいときにそっくりだ、て、当たり前か(^^ゞ孝子さんのご主人は盲腸で私立病院に入院らしい。「いらっしゃいませ~」とお茶を持って入ってきた純子さん、良美ちゃんの顔に目を留めて、孝子さんと町子さんの顔を見る。「先生のお小さい頃に似てらっしゃいますね~」と良美ちゃんを見つめる純子さん。良美ちゃん、ちっちゃい時から町子さんに似てると言われ続けているみたい。純子さんが町子さんの秘書だと聞いて「かっこいい!」と言う良美ちゃん。驚いた町子さん、孝子さんの影響で良美ちゃんの言葉づかいが乱れている事を気にする。
「いらっしゃ~い」とセンセがやってくる。センセの事を『カモカのおっちゃん』と言う良美ちゃん(^-^)孝子さん、急にあらたまって「実は、お願いがあるんです」と町子さんたちの前にお酒の包みをすすっと出す。良美ちゃんを預けて帰って行く孝子さん。
 
廊下。仕事があるから一人でテレビ見てて、と良美ちゃんに言って仕事部屋にそそくさと向かう町子さん。「ひとりで?」と困惑している良美ちゃん。
 
仕事部屋。「先生、これ」と手紙の束を見せる純子さん。「楽天乙女」の読者からの感想が山のように出版社に届いているらしい。お昼の用意で席を立つ純子さん。町子さんは手紙を嬉しそうに見ている。その中の一通の封筒を開封して声に出して読み出す町子さん。「楽天乙女を感慨深く拝読しました。私は幼い頃、大阪の北区に住んでおりまして、隣町のとある写真…」と読んだところではっとする。「…写真館の、可憐な娘さんにほのかに恋心を抱いておりました…」と読むやいなや、「可憐な娘さん、私や…」と満面の笑顔。送り主を見ると「大谷三郎」と書いてある。覚えの無い名前にきょとんとする町子さんだが、手紙の「写真館の可憐な娘さん」のところを何度も読み返して、「ちょっと待ってよ」と独り言を言いながら照れ笑いをしている(^O^)
 
居間。口をもぐもぐさせて何か食べている良美ちゃんが、恐る恐る応接間にあるテレビに近づく。ゆっくりとスイッチに手を伸ばすが、徳永家の子供達の「ただいま」の声に驚いて、あわてて居間に戻って何事も無かったかのようにすまして正座する良美ちゃん。居間に入ってきた子供たち、良美ちゃんを見て固まる(笑)町子さんがやってきて「おばちゃんの妹の子供で良美て言います」と紹介する。結婚式ですでに会ってる事を思い出す町子さんだが、由利子ちゃん以外の男の子達は会った事を覚えてないらしい。「そりゃあ覚えてへんやろうね。あんたらず~っと廊下走ってたもんね。にわとりも走ってたもんね」と町子さん苦笑い。
おやつのサンドイッチを持って純子さんがやってくる。手を洗いに走る徳永家の子供達。しかし、良美ちゃんは「いらん。おなかすいてへんねん、パン食べたから」と言う。驚く町子さん。
イシさんが亜紀ちゃんを連れてやってくる。良美ちゃんを見て、町子さんにどことなく似てる、とイシさん。「ちいさいときから、よう言われてる」と良美ちゃん。「不満なん?」と言う町子さんに、えへへと良美ちゃん。
 
徳永医院前。「往診中」の札がかかっている。応接間では子供達がテレビを見てクスクス笑っている。あれ?居間にはセンセがいてますよ?往診じゃないのか(^^ゞ「良美ちゃんも一緒に見よ」と由利子ちゃんに誘われ「え?子供だけで勝手に見てもええの?」と驚く良美ちゃん。ママかパパと一緒でないと見せてもらえないそうで、ステレオでレコードを聴くのは自由らしい。ステレオ、と聞いて「買うて!買うて!」と買うてコールをはじめる子供たち。しかしセンセ、「あかん!今あるプレイヤーどないすんねん、もったいないやろ~。よそはよそ、うちはうちや。まだ使えるもん、捨てるようなそんなもったいないことはせえへん」とピシャリ。「僕とこ…貧乏なん?」と真顔で悲しそうな顔をする隆くん(^O^)笑って「アホ、買い換える時期がきたらちゃんと買う、いうことや」とセンセ。それでも「今ほしい」とくいさがる登くんにセンセ、「ほなら、自分で働いて買え」と頭をポンっとたたいてさっさと行ってしまう。なんか、自分が昔親から言われた事と一緒だ(^^ゞ「ええなぁ、良美ちゃんとこは」と清志くんに言われ、「ええことなんかあらへん」と暗い顔してつぶやく良美ちゃん。ん~謎。。
 
仕事部屋。原稿を書いていた町子さん、ふとファンレターの束を見て思いだし笑いをしている。おもむろに大谷三郎さんからの手紙を広げる町子さん。「拝啓、花岡町子様♪今回、はじめて、お便りいたします♪」と変な抑揚をつけて読み上げている町子さん。いつの間にかうしろからセンセが手紙をのぞきこんでいる。センセの顔が近いのに驚く町子さん(^O^)手紙を読んで、と町子さん。しかしセンセは往診にかこつけて逃げようとする。服を引っ張って何とかしてセンセに手紙を見せようとする町子さん。町子さん、ファンレターの「写真館の可憐な娘さん」の一文にやられてしまったようだ(^O^)
 
夕方、住職が徳永家を訪れる。応対に出た純子さん、センセは往診中と伝えるが、「いやいやいや、健さんに用やあれへんのですわ。あなたに、ちょっとその…お話がっ」と住職。「あたくし、ですか?」と言う純子さんに、えへへと住職。ま、まさか住職、純子さんに「ほの字」とか?(^^ゞ
 
そして、夕食の時間。台所でカレーをご飯にかけている町子さん。カレーの匂いに誘われて子供たちがやってくる。「座っておとなし待っててくださいよ~」と言う町子さんに「はぁ~い!」と良いお返事。イシさんと亜紀ちゃん、由利子ちゃんと良美ちゃんもやってくる。
テーブルにカレーを運ぶイシさん。目の前にカレーを置かれた良美ちゃん、「いっただきま~す!」と言ってカレーを食べ始める。それをじーっと見ている徳永家の子供たち。イシさんも口を開けて驚いている。「良美、あんたなにしてんの、行儀の悪い。まだ誰も食べてへんやないの。みんなそろてないでしょ?おっちゃんもおばちゃんも席座ってないし」と町子さん。ぽかーんとして周りを見る良美ちゃん。「良美ちゃん、いつもそないして食べてるの?座ったらひとりで先に…」とイシさん。「パパはお仕事で遅いし、ママは用事したりお電話したりするから、すぐ立っていなくなるし…」と淡々と良美ちゃん。カレーの皿を下ろしうつむく良美ちゃん。妹の子育ての姿が初めて見え、少し困惑を覚えた町子さんなのでした。
良美ちゃん、学校では給食、みんなでそろって食べるよねぇ。。家での食べ方はどうであれ、よそのお家に行ったら、そこのやりかたをちゃんと見ないとね(^^ゞ

<きょうの出演>
花岡町子 藤山直美
徳永健次郎 國村隼
徳永イシ 岩本多代
大崎俊平 櫻木健一
工藤貞男 荒谷清水
北村孝子 メイサツキ
北村良美 山崎奈々
徳永由利子 土岐明里
徳永清志 小椋悠聖
徳永登 神保守 
徳永隆 土井洋輝
徳永亜紀 畑未夢
工藤守 田中祥平
花岡孝子(少女・写真) 中山桃
劇団東俳
キャストプラン
NAC
日本芸能センター

一真 石田太郎
矢木沢純子 いしだあゆみ
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2006/12/12 (Tue)
<あらすじ>終戦を迎え、町子(尾高杏奈)は心の中が空っぽになっていた。一方、徳一(城島茂)が体の不調を訴えて寝込んでしまう。生計を支えるために和代(鈴木杏樹)と町子は働き始め、町子は大事にしていた本をあらかた売ってしまう。やがて徳一は、帰らぬ人となる…。こうして、現代の町子(藤山直美)は、自分が生き抜いた戦中戦後の大阪の物語を書き上げ、出版する。

長屋・花岡家。台所では和代さんがきゅうりを切っている。横で野菜を洗っている町子ちゃん。玄関から「こんにちは」と声がする。和代さんが見に行くと長屋の大家さん。「終わりましたなぁ~。やっぱり神風は吹きまへんでしたなぁ」と大家さん。お嬢ちゃんらに、とサツマイモをくれる。「お互いに元気出して、頑張りまひょ」と大家さん。いい大家さんでよかったね(^-^)
夕暮れの中、徳一父ちゃんが縁側にじーっと座っている。町子ちゃんは徳一父ちゃんの疲れた背中が気になっている。
 
終戦からひと月もたたない頃、体の不調を訴えて徳一父ちゃんは寝付いてしまう。長屋の二階に床を敷いて寝込んでいる徳一父ちゃん。枕元には愛用のカメラが置いてある。枕元、といっても枕ではなく、座布団を二つ折りにして使っている。
 
夜。徳一父ちゃんが眠っている隣の部屋で、ろうそくの灯りの中、町子ちゃんが書き物をしている。軍国少女だった町子ちゃんに戦争の正体が初めて見えてくる。徳一父ちゃんは、空襲で大切な写真館を失ったショックから病気になってしまったのだと。。
 
朝、町子ちゃんがお弁当を作っている。ご飯の上にめざしを乗せただけのお弁当。「町子、ほな行くわな」と和代さんが出かけてゆく。寝込んでしまった徳一父ちゃんに代わって生計を支えるために、和代さんは信夫ちゃんを知人に預けて、朝から夜まで私立高校の食堂で働き始めたそうだ。
 
「お父ちゃん、きょうは調子良さそうやわ」と、2階から孝子ちゃんがセーラー服にモンペという姿で降りてくる。「わたし今日、午前中だけやから、晩の支度しとくわ」と町子ちゃん。「病院寄ってお父ちゃんの薬もろてこな」と、あわただしくお弁当を包んで出かける孝子ちゃん。町子ちゃんは2階の徳一父ちゃんが気になる。布団の中で起き上がり、外をぼんやり見ている徳一父ちゃん。
 
夜、長屋・花岡家。すっかり元気の無くなった徳一父ちゃんは食事のときも2階から降りてこなくなっていた。「あしたお休みやから買出し行ってくるわ。着るもんかて、処分できるもんはせんとな…」と和代さん。しばらく考えていた町子ちゃん、「私も行く。私のもんも売って、それで野菜買お」と言い出す。「あんたのもんて…まさか…」と和代さん。「食べる事が先や」と言って作り笑顔で食事を始める町子ちゃん。
 
朝、長屋の2階。町子ちゃんのすすり泣く声に気づいて目を開ける徳一父ちゃん。すりガラスのむこうの町子ちゃんの影に向かって「町子、どないしたんや」と声をかける。「なんでもあらへん」と町子ちゃん。
 
隣の部屋では町子ちゃんが泣きながら風呂敷の上に本を並べている。日本人形を抱き上げ、本の上にそっと置く町子ちゃん。泣きじゃくりながら次の人形も抱き上げる。それを階段の上がりはなで辛そうに見ている和代さん。
 
神社の境内。町子ちゃんと和代さんが買出しに来ている。農家の人からナスを「おまけや」ともらって喜ぶ町子ちゃん。良かったなぁ、と町子ちゃんを見る和代さんの背中には信夫ちゃん。野菜を受け取って立ち上がる町子ちゃん達に「おおきに」と言って本を後ろに置く農家の人。町子ちゃんの人形も近くに置いてある。荷物の重さによろける町子ちゃん、「ようけわけてくれはったなぁ」とかみしめるように言う。自分の大切な本と交換した野菜の重みを感じながら。。
ふと空を見上げる町子ちゃん。「空、もう怖いもん、降ってけえへんねんな。生きてんねんな、あたしら」と和代さんを見る。同じように空を見つめて「せや、生きてるんや。あたしら」と町子ちゃんを見てうなずく和代さん。そのとき、初めて戦争が終わった事を実感したかもしれない、と回顧している小説を書いている町子さん。
 
そして…昭和20年の暮れ。徳一父ちゃんは44歳の若さでこの世を去る(>_<)
縁側で信夫ちゃんをあやしている和代さんと孝子ちゃん。信夫ちゃんの手には…徳一父ちゃんの愛用のカメラ。。そんな信夫ちゃんを優しく微笑んでみている和代さん。
 
戦中戦後を生きた町子ちゃんたち花岡家の人たちの思い出が走馬灯のように流れる。「了」と記して、膨大な枚数の原稿を前にして大きくため息をつく町子さん、やがて達成感から笑顔になる。
この日町子さんは自分が生き抜き、その目で見、その耳で聞き、その心で感じた戦中戦後の大阪の物語「楽天乙女」を書き上げたのでした。
 
「楽天乙女」が本になって。。徳永家。町子さんがよそ行きの格好で外出から帰ってくる。町子さんの気配を感じ、あわてて「楽天乙女」を閉じてお茶を飲み出すセンセ。テーブルの上の「楽天乙女」を見つけて、センセに感想を求める町子さんだが、センセは町子さんと目をあわせようとしない。「うん、まぁ、こんなもんやろ」とだけ言ってさっさと居間を出て行ってしまう。「愛想のない人やなぁ。『思たよりも良かったで』とか、なんか一言ゆうてくれたらええのになぁ」とぼやく町子さん。
 
応接間。「おいしいカステラ買うてきましたんでね」と入ってきた町子さん、涙で化粧の崩れたひどい顔をしている純子さんを見つける。「どうしはったんですか?」と心配する町子さんに、黙ってそっと「楽天乙女」を見せる純子さん。「今ぁ、あだし読み終わりましてぇ、んもぅ~いろんなもの…思い出してしまって…」と胸を押さえて涙声で語る。「矢木沢さん、べっぴんさん台無しですよ」と町子さんに言われ、「あん?いやははは、顔洗ってきますね」と立ち上がる純子さん。「ありがとう…健次郎さんなんかね、なんにも言うてくれへんのですよ」と沈んでいる町子さんを見て、「ぐふふふふふふふふえふふふぐふふふ」と意味深な笑いをする純子さん。町子さん、たじろぐ(笑)
 
診察室。タオルで顔を拭いているセンセ。そこに「センセ、ぼちぼち午後の診察始めましょうか」と鯛子さんが入って来る。鼻をすすり鯛子さんの目を見ようとしないセンセの様子に気づき、「センセ、どないしはったんですか?」と鯛子さん。顔を見られないようにウロウロするセンセの顔をのぞきこみ「目ぇ真っ赤ですよぉ!?何があったんですか?」と鯛子さん。「センセ、泣いてたでしょ」と言われ「誰が!」と動揺するセンセ。執拗にセンセの顔をのぞきこみ「何があったんですか、言うてくださいよ。センセと私の仲やないですか。ん、もう気になる」と鯛子さん。『センセと私の仲』のほうが僕は気になりますが…(^^ゞ
いたたまれなくなったセンセ、診察室の外に逃げる。「センセ!泣いてたでしょ」と追いかける鯛子さん。再び診察室に戻り「私に言ってください、センセ!」と鯛子さんに捕まり大声を出されて直立不動になるセンセ(笑)
 
仕事部屋。町子さんが新刊「楽天乙女」を本棚に並べている。そこに一本の電話が入る。大きな作品を書き上げ、ほっとしている町子さんですが、またもや騒動が持ち上がろうとしていました。
「またもや」て(^^ゞああ、鯛子さんは来週まで出番なしか…しょぼん(笑)

<きょうの出演>
花岡町子 藤山直美
徳永健次郎 國村隼
片平鯛子 小西美帆

花岡和代 鈴木杏樹
花岡町子 尾高杏奈
花岡常太郎(回想) 岸辺一徳
花岡イト(回想) 宮田圭子
信次(回想) 宮崎将
野村カンジ(回想) 森田直幸
花岡孝子 中村愛
大家 高見国一 
NAC
グレース
劇団東俳
日本芸能センター 

花岡徳一 城島茂
矢木沢純子 いしだあゆみ
2006/12/11 (Mon)
<あらすじ>町子(藤山直美)は戦中戦後を過ごした自分たち家族の物語を書き続ける。昭和20年、女学生の町子(尾高杏奈)は、勤労動員で兵庫県で働いていたが、大阪市内を空襲が襲った知らせを聞き、花岡家に向かう。電車は動いておらず、何時間もかけて歩く町子。たどり着いた町子を待っていたのは焼け落ちた写真館だった。徳一(城島茂)も和代(鈴木杏樹)も孝子(中村愛)も赤ちゃんの信夫も無事だったが、長屋を借りて住むことに…。

 
昭和42年12月、戦争中の少女時代の体験を小説という形で町子さんは書き続けている。
 
東京で大きな空襲があったと大阪にも伝わるが「大阪になんて空襲はけえへんわぁ」という人も少なくなかったそうで。しかし…
 
昭和20年3月。夜、花岡写真館前の電車道。空襲警報が鳴り響く中、防空頭巾をかぶって逃げまどう人々。
花岡家では町子ちゃんが電灯に覆いをしている。懐中電灯を振りながら孝子ちゃんは何度も誤報を体験しているせいか「空襲や!空襲や!」と少し遊び半分。徳一父ちゃんですら「今度はほんまもんか?また、からぶりちゃうんか…」とぼやきながら身支度をしている。和代さんは徳一父ちゃんを急かしながら暗闇の中、焦っている。
暗闇の中、身を寄せ合っている町子ちゃんと孝子ちゃん。外の様子をうかがおうと懐中電灯を照らす孝子ちゃんを制止して、無言で首を横に振る町子ちゃん。じわじわと恐怖に襲われる孝子ちゃん。
家族を防空壕へ行かせてカメラを取りに2階に行く徳一父ちゃん。ポパイを呼び寄せ防空壕に急ぐ町子ちゃんたち。遠くで爆撃音がしている。。3月13日の大阪大空襲の夜の事でした。
 
夜、花岡家食堂。徳一父ちゃんが町内会長をしている関係で、町内の大人が集まってきている。ミナミと市内の中心部がかなりの被害に遭った、と酒屋さん。油脂焼夷弾が落ちてきたら消火活動は無理、とガラス屋さん。徳一父ちゃんは真剣に聞いているが、お手上げですわ、日本ばんざいと両手をあげて笑っている酒屋さんを見てムッとしている町子ちゃん。「ええんやろうか…あんなこと言うて」と和代さんにたずねるが、黙々と家事をしている。
この辺はもう空襲は無い、そろそろ仲直りすれば、と呑気な事を言っている町内の人たちの話を耳にし、「仲直りゆうもんは、勝ってる方が言うもんや。はじめ勝ってる時に言うといたら良かったのに…お偉いさんは無責任や。あかんとなったらすぐ投げ出して、他の人に押し付ける。若いもん、ようけ死なして…」と悔しそうに和代さん。そして、心配そうに寄ってきた町子ちゃんを隣の部屋に連れてゆく。
「お母ちゃん、私のいてへん時空襲がきたら、大事にしてる本、持って出てな」と町子ちゃん。「まかしとき」と微笑む和代さん。「おばあちゃん、こんな怖い目にあう前に、天国いててよかったなぁ」と和代さん。イトさんは、大阪に空襲が来るようになる前に他界されてたんですね(>_<)「今頃、おじいちゃんとバアバア婆ちゃんらと、楽しいお酒でも飲んでるわ」と少し笑顔になる町子ちゃん。
 
町子ちゃんの動員先の工場。作業場で相変わらず旋盤を使ってネジを作っている町子ちゃん。だから町子ちゃん、軍手は危ないって(>_<)鼻の頭、真っ黒だし。。
 
休憩時間。工場の外で町子ちゃんと友だち達が話し合っている。おとといも空襲があったらしい。ドイツが降伏したので、B-29が沢山飛んでくるのでは、と心配している友人に、「大丈夫やて。神風が吹くから」と元気付ける町子ちゃんだが、仲間からあきれられて困惑する。手にした「神風」と書かれたハチマキを見つめて。。
 
6月1日、晴れ。写場で椅子に腰掛けて徳一父ちゃんがニコニコとカメラの手入れをしている。と、遠くから空襲警報が聞こえてきて、うんざりした顔をする徳一父ちゃん。「また空振り違うんか…」とぼやいている徳一父ちゃんの耳に、カタカタ…と壁に飾った写真の額が小刻みに揺れる音がする。息を殺し、耳を澄ます徳一父ちゃん。ヒュー、ヒュー、と空を切る音とともにズドーンという地響きが聞こえてくる。「和代!」と叫び、立ち上がる徳一父ちゃん。
 
動員先で作業中の町子ちゃんの耳にも空襲警報が聞こえてくる。窓の外を見上げる町子ちゃん。工場の外に少女達が飛び出してゆく。兵士の誘導で一目散に走る少女達。
 
2時間後。警報が解除されて工場に少女達がとぼとぼと戻ってくる。その中に、町子ちゃんを血相を変えて探し回っている友だち達。町子ちゃんを見つけた友だち、福島区が空襲に遭った、早く帰り!と口々に町子ちゃんに家に帰るように言う。不安に駆られて走り出す町子ちゃん。走る、走る、ひたすら走る。。
 
大阪市内は黒い煙で包まれ、まるで夜のよう。家族の身を案じて家を目指す町子ちゃん。そして、やっとたどり着いた町子ちゃんを待っていたのは…無残にも瓦礫と化した花岡写真館でした。。
 
瓦礫の中から埃にまみれた「花岡写真館」の看板を見つけた徳一父ちゃん、写真館が建っていたはずの場所を呆然と見つめている。そこに町子ちゃんがふらふらになってやってくる。「お父ちゃん…」と消え入りそうな声の町子ちゃんを抱きしめる徳一父ちゃん。空襲のとき、煙を吸ったのか、かすれた声で「歩いてきたんか、大丈夫か?」と徳一父ちゃん。家族を心配する町子ちゃんを「安心し!みんな無事や。近くに避難してる」と励ます。「写真館…お父ちゃんの写真館…無くなってしもた…」と泣き出す町子ちゃん。そんな町子ちゃんを強く抱きしめ、「町子、無事でよかった!よう帰ってきた…よう戻ってきたぞ。よう帰ってきた…」と徳一父ちゃん(>_<)
 
夜、花岡家の知り合いの長屋。真っ暗な部屋の中、ろうそくの灯りに照らされ、孝子ちゃんが信夫ちゃんの頭をなでている。横たわり、和代さんに足を冷やしてもらっている町子ちゃん、消え入りそうな声でつぶやいている。「道端にようけ…ごろごろ転がってた。。まだ、生きてはる人もいてた…。トラックの荷台、荷物運んでるんかと思たら、真っ黒こげの!」と泣き出す町子ちゃん。和代さんがとめるが、「乗せてもらおう思たら…けど、荷台にたくさん…たくさん…」と悲惨な光景を思い出し泣きじゃくる町子ちゃん。「安心し、みんなそばにおる」と言う徳一父ちゃんの笑顔を見て眠りにつく町子ちゃん。。
 
それから3日後。長屋の外にポパイがいる!助かったんだね、良かった良かった(>_<)すすで真っ黒の顔をしているけど生きてて良かった。。
 
長屋の中。静かに土鍋を囲んで食事をしている家族。家をはじめ、すべてを失った町子ちゃんの心は、すっかり空っぽになってしまったようでした。食事をすませ、弟の面倒を見に行く孝子ちゃん。お姉ちゃんらしくなったね。。食事があまりのどを通らない町子ちゃん、ごちそうさま、と言って縁側に座りこむ。そんな町子ちゃんの様子を見て、トランクを取り出す和代さん。トランクを開けると中には宮本武蔵の本や町子ちゃんが小さい頃から書いていたお話、それに人形がいくつか入っている。「あぁ!お母ちゃん!」と目を輝かせて人形を抱き上げる町子ちゃん。「これだけしか持ってでられへんかった」と和代さん。空襲の中、こんな大きな荷物を持ち出した和代さんて…。嬉しくて泣き出しそうな町子ちゃん。町子ちゃんが書いた物語の冊子の中から1枚の写真が出てくる。「これ…」と徳一父ちゃんたちに見せた写真には、バアバア婆ちゃん・常太郎さん・イトさん・茂さん・文代さん・昌江さん・徳一父ちゃん・和代さん・孝子ちゃん・そして町子ちゃんがにこやかに写っている(>_<)
「写真館、無くなってしもたけど…みんな一緒にいてられるんやね」と笑顔を取り戻した町子ちゃん。
 
昭和20年8月15日正午。長屋で、ラジオから流れる玉音放送を聞いている町子ちゃんたち家族。「なに言うてはるか分かる?」と聞く孝子ちゃんに「もう戦争はやめる、て言うてはるんと違う?」と町子ちゃん。「どうもそうみたいやなぁ…」と徳一父ちゃん。「…堪え難きを堪え、忍び難きを忍び…」と続く玉音放送。「やっぱり戦争は終わりや、て言うてはんねん」と町子ちゃん。「終わり?勝ったん?負けたん?」と孝子ちゃん。「負けたにきまってる」と和代さん。天を見上げ「終わった…」と徳一父ちゃん。「負けた…終わった…」と呆然としている町子ちゃん。長い戦争が終わりました。
明日はついに徳一父ちゃんが…涙なくしては見れません(>_<)
あ、でも、鯛子さんが久しぶりに見れるんだよね…複雑(^^ゞ

<きょうの出演>
花岡町子 藤山直美
花岡和代 鈴木杏樹
花岡町子(女学生) 尾高杏奈
花岡孝子 中村愛
静子 足立悠美加
酒屋 酒井くにお
ガラス屋 酒井とおる
たまえ 五十嵐愛生
兵隊 村上博紀
劇団ひまわり
劇団東俳
日本芸能センター 
NAC
キャストプラン
舞夢プロ
グレース

花岡徳一 城島茂
ただ今の時刻は…
連続テレビ小説    「芋たこなんきん」
2006年10月2日スタート!
全151話


総合:毎週月曜~土曜
午前8時15分~
BShi:毎週月曜~土曜
午前7時45分~
BS2:毎週月曜~土曜
午前7時30分~


<再放送>
総合・デジタル総合
月曜~土曜
午後0時45分~1時00分
衛星第2
月曜~土曜
午後7時30分~7時45分
土曜
午前9時30分~11時00分
(1週間分をまとめて放送)


@「芋たこなんきん」
公式ページ
◆キャスト
■昭和40年~

花岡町子・・・・・・・藤山直美
徳永健次郎・・・・・・・國村隼
花岡和代・・・・・・・香川京子
北村孝子・・・・・・メイサツキ
花岡信夫・・・・・・・西興一朗
矢木沢純子・・いしだあゆみ
徳永喜八郎・・・小島慶四郎
徳永イシ・・・・・・・岩本多代
徳永晴子・・・・・・・田畑智子
徳永昭一・・・・・・・火野正平
片平鯛子・・・・・・・小西美帆
大崎俊平・・・・・・・櫻木健一
大崎佐和子・瀬戸カトリーヌ
りん・・・・イーデス・ハンソン
一真・・・・・・・・・・・石田太郎
工藤貞男・・・・・・・荒谷清水
神田みすず・・・・・・・・・友近
小川秀雄・・・・・・・上杉祥三
池内幸三・・・・・・・板尾創路
千葉龍太郎・・・・・筒井康隆

■町子・少女編
昭和13~20年
花岡町子(10歳~)山崎奈々
花岡町子(15歳~)尾高杏奈
花岡徳一・・・・・・・・・城島茂
花岡和代・・・・・・・鈴木杏樹
花岡ウメ・・・・・・・・淡島千景
花岡常太郎・・・・・岸辺一徳
花岡イト・・・・・・・・宮田圭子
信次・・・・・・・・・・・・宮崎将
花岡茂・・・・・・・・西川忠志
花岡文代・・・・・・・増田未亜
花岡昌江・・・・・尾野真千子
亀田・・・・・・・・・・山下徹大
浦田・・・・・・・・・にわつとむ
◆スタッフ
原案・題字 田辺聖子
脚本 長川千佳子
音楽 栗山和樹
語り 住田功一アナ
制作統括 一井久司  
◆主題歌
◆挿入歌
林 明日香
「心のままに」

2007年3月21日発売

2007年1月15日~の週に、
ちはる役として出演も!
◆サウンドトラック
◆ドラマガイド
◆ノベライズ


◆田辺聖子作品
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