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NHK 連続テレビ小説「芋たこなんきん」視聴記
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2024/04/28 (Sun)
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2006/12/02 (Sat)
<あらすじ>女学生の町子(尾高杏奈)は、むちゃな請負をする祖父・常太郎(岸部一徳)と勝手に仕事を断る父・徳一(城島茂)との口論が憂うつだった。そんなとき、常太郎が夏バテで伏せるが、すぐに回復し、徳一に商売の仕方をこんこんと話す。それから間もなく、常太郎は急死する。徳一は、弟の茂(西川忠志)に常太郎が死ぬ前に託した通帳と土地の権利書を見せると…。また、知らせを聞いた歌劇団の古城あやめ(愛華みれ)が訪ねてくる。

信次くんが別れも告げずに東京に帰ってから数週間、夏も終わろうとしているある日の事。裏玄関先で町子ちゃんがポパイにエサをやっている。ポパイが食べているのをぼんやり見ている町子ちゃん。無気力に立ち上がり、庭木に水をまきだす。もっとエサが欲しい感じのポパイ(笑)
ため息をつく町子ちゃんの耳に常太郎さんと徳一父ちゃんの言い争う声が聞こえてくる。
 
座敷。「なんでまた勝手に断ったんや?」と徳一父ちゃんを責める常太郎さん。演奏会の撮影を依頼された日は人手が足りないので断った、もっと丁寧な仕事がしたいと訴える徳一父ちゃん。苦々しい顔をして黙ってしまう常太郎さん。これ以上話しても仕方ないとばかりに立ち去る徳一父ちゃん。そんなふたりの様子を垣間見た町子ちゃん、憂鬱になる。
 
ある日の事。女学校から帰宅した町子ちゃん、家の中に入るとしーんと静まり返っている。座敷、食堂も見に行くが人の気配が無い。お勝手場で考えあぐねていると、和代さんがお盆にお茶をのせてやってくる。「おじいちゃん、倒れはって…」と聞き驚く町子ちゃん。
 
布団で寝ている常太郎さんの額の手ぬぐいを交換しているイトさん。そこに町子ちゃんが入ってきて、常太郎さんの顔をのぞき込み、声をかける。「ああ、町子か。おかえり…そんな顔しいな。ちょっとめまいがしただけや。大袈裟なんや、みんな。夏バテや、ははは…」と力無く笑う常太郎さん。イトさんは苦笑いしているが、町子ちゃんは心配でたまらない。
 
食堂。バアバア婆ちゃんが常太郎さんのいない席を気にしている。それに気づいた茂さん「大した事のうて良かったやんか」と陽気に振舞う。それを聞いてバアバア婆ちゃん微笑む。「疲れやわ。この夏はなんでかまた張り切って仕事をよう取ったからなぁ」と徳一父ちゃん。「もっと大きいしたいんやろか?体壊してまでもうけてどないすんねんなぁ?」と笑いながら天を指差す茂さん。「おじいちゃん、どこが悪いの?」と聞く孝子ちゃんに、「心臓がな、ちょっと、弱ってるんや」と徳一父ちゃん。「心臓」と聞いて心配になる町子ちゃん。
イトさんが常太郎さんのお膳を持ってくる。「食べた?お父ちゃん」と聞く徳一父ちゃんに「それがな…」と困惑した顔のイトさんだが、「ペロッと」と言って空になったお茶碗を見せる。「おかわりやて」と聞き、笑い出す家族。常太郎さんの回復は周囲の予想を上回る速さのようです。
 
写場。徳一父ちゃんが出張撮影から疲れて戻ってくると、常太郎さんが窓から差し込む夕日に照らされ、丸テーブルに置かれた写真を手に取り眺めている。「もう起きてええのんか?」と声をかけられ、無言で振り返り、右手を軽く上げ微笑む常太郎さん。
 
夜になって。写場で常太郎さんが昔話を熱く語っている。何度も聞かされた話なので苦笑いしている徳一父ちゃん、腕時計をはずしテーブルに置く。長期戦の構え(笑)唐突に、「おまえ、写真すきか?」と聞いてくる常太郎さんに「なに、いまさら」と笑顔で徳一父ちゃん。「お前は、写真の腕はええ」と急に誉められ照れる徳一父ちゃん。「ただ、写真館の経営いうもんがもうひとつ分かってへん。写真屋はなぁ、お客さんが撮って欲しいと思うときに撮って差し上げなあかん。お客さんに喜んでもらう。それが商売の基本の基本や」と常太郎さん。
「ええ写真やなかったら、喜んでもらわれへん」と言う徳一父ちゃんの顔をじっと見つめ、「誰に似たんか、頑固もんやで」と笑みを浮かべ「さ、飲め」と配給の日本酒を徳一父ちゃんにすすめる常太郎さん。笑顔で酒を受ける徳一父ちゃん、「お父ちゃんも」と酒を注ぐ。嬉しそうに盃を口に運ぶ常太郎さん。またまた名シーンですなぁ。
 
それからまもなくの事。早朝、花岡家。「だれか~!」とイトさんの声が家中に響く。「お父さん!」と泣き叫びながら布団で寝ている常太郎さんを揺り起こそうとしているイトさん。しかし、常太郎さんの手はぴくりともしない。。イトさんの声を聞きつけ、徳一父ちゃんと和代さんが寝巻き姿で飛び込んでくる。眠っているような安らかな常太郎さんの顔を呆然と見ている徳一父ちゃん。
 
お葬式がとり行われている花岡家。お勝手では和代さんとお手伝いさんが食事の支度をしている。そばでぼ~っと立っている町子ちゃん。そこに昌代さんにささえられてイトさんがやってくる。憔悴しきっているイトさんを気づかい、気丈に振舞う和代さん。食堂の祖父の席をじっと見ている町子ちゃん。
 
バアバア婆ちゃんの部屋の前。和代さんに頼まれ、食事を持ってきた町子ちゃんだが、声をかけても返事が無いのでそっと戸を開ける。「なんでぇ…わたしより先に……いかなあきまへんのやぁ。。なんでぇ…」と声を震わせ泣き崩れているバアバア婆ちゃん。大粒の涙が数珠を持つ手に落ちる。そんな姿を見て、涙を浮かべ駆け寄る町子ちゃん。ううっ、もらい泣きしちゃった。。
 
写場。茶封筒から貯金通帳と不動産権利証書を取り出す茂さん。「なんなんこれ?」と聞く茂さんに「お前の店や。お前が独立したとき、そこで写真屋やんねん。お父ちゃんが資金と土地、準備してくれてたんや」と徳一父ちゃん。かなり前から準備していたようだ。証書には「昭和15年7月3日」と3年も前の日付が記されている。無茶な仕事の取りかたをしていたのは、自分たちのためにお得意さんを増やしておきたかったんだと気づく二人。照れくさくて言えなかったんだろう、お父ちゃんらしいわ、と涙目で笑い、長年常太郎さんがカメラを前にして立っていた場所を見つめる二人。
 
初七日が過ぎた頃、古城あやめさんが花岡家を訪れる。常太郎さんの遺影に手を合わせるあやめさん。常太郎さんの戒名は「天映院釋常嘉居士」
座敷に移って「公演が終わったら、ぜひお礼にと思っておりました」と徳一父ちゃんに告げるあやめさん。お茶を持ってきた町子ちゃんも同席する。
三日前に劇場が閉鎖となり、急にお願いして撮ってもらった写真が、出征してゆく者もいる劇団員たちの華やかな頃の大事な思い出を記録した貴重なものになった、感謝している、と手をついて深々と頭を下げるあやめさん。劇場が閉鎖になる事を常太郎さんから聞かされていなかった徳一父ちゃん、驚きながらも「ありがとうございます…」と神妙な面持ち。
顔を上げたあやめさん、にっこりとして「すばらしい写真でした。お父様もとても誇らしげに、良いお写真をありがとうございました、と申し上げたら、『そうでしょ、息子は僕より腕がいいんです』と。まるで小さい子供を自慢するように…」と、女優らしく芝居っぽく語る。思いかげない父の言葉を知って遺影に目をやり、こみ上げてくる嬉しさとあふれてくる涙をぐっとこらえる徳一父ちゃん。常太郎さん、外では息子の事、自慢してたんだ。。じーんとくるシーンです。
ひとり写場に来て、常太郎さん愛用の写真機に触れ、何かを決意したような表情の徳一父ちゃん。
 
土手で座っている町子ちゃんのもとに、シヅちゃんがキクちゃんを連れてくる。土手の上から町子ちゃんをじっと見下ろしているキクちゃん。「呼んできた」と言うシヅちゃんにこっくりとうなづいて立ち上がる町子ちゃん、ゆっくりとキクちゃんに歩み寄る。「前みたいに、話し、したいねん。一緒に、いてたいねん」と言う町子ちゃんに、「しゃあないな、『チクマの友』やもんな」と固い表情でキクちゃん。「チクバや」とあきれたように言う町子ちゃんを見て笑い出し、「わざとや」とおどけてみせるキクちゃん。笑顔の二人の間にシヅちゃんも加わり「チクマやて」「ほんまや、なに言うてんの」とはしゃぎ、かつての仲良し三人組に戻って笑顔で川べりの道を歩く。昭和十八年、15歳の秋の終わりの事でした。
来週はますます戦況がきびしくなっていくんですね。。

<きょうの出演>
花岡町子(語り) 藤山直美
花岡町子(女学生) 尾高杏奈
花岡和代 鈴木杏樹
古城あやめ 愛華みれ
花岡昌江 尾野真千子
花岡イト 宮田圭子
花岡茂 西川忠志
キク 小原早織
梅原 黒田純子
花岡孝子(女学生) 中村愛
お手伝いさん 細川友美
劇団東俳
グレース

花岡常太郎 岸辺一徳
花岡徳一 城島茂
花岡ウメ 淡島千景
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ぬはは♪
ほんとだ~(@_@)~ぁ!
気の抜けないドラマですね。うっかりすると笑い損ねてソンをしてしまうわ(^^;)
だんだん深刻な内容になりますが、きっとどこかでフッと緩めてくれるんでしょうね。
今週も楽しみです。
スヌー 2006/12/03(Sun)23:02:52 編集
うふふ♪
花岡茂さんのおにいさんは城島茂さんですね(^-^)
今度、タイガースとTOKIOでコンサートやらないかな~(無理無理)(;^_^A
とく@携帯から 2006/12/03(Sun)10:49:17 編集
寒いですね!
実話だから、おじいちゃんが亡くなるのは解ってましたが、残念ですね。
サリー(タイガースのファンでした!)いい味だったのに…
『一徳さん』…お父ちゃんが『徳一』さんなのに、今頃気付いた私です。(^^;)
スヌー 2006/12/03(Sun)10:29:48 編集
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ただ今の時刻は…
連続テレビ小説    「芋たこなんきん」
2006年10月2日スタート!
全151話


総合:毎週月曜~土曜
午前8時15分~
BShi:毎週月曜~土曜
午前7時45分~
BS2:毎週月曜~土曜
午前7時30分~


<再放送>
総合・デジタル総合
月曜~土曜
午後0時45分~1時00分
衛星第2
月曜~土曜
午後7時30分~7時45分
土曜
午前9時30分~11時00分
(1週間分をまとめて放送)


@「芋たこなんきん」
公式ページ
◆キャスト
■昭和40年~

花岡町子・・・・・・・藤山直美
徳永健次郎・・・・・・・國村隼
花岡和代・・・・・・・香川京子
北村孝子・・・・・・メイサツキ
花岡信夫・・・・・・・西興一朗
矢木沢純子・・いしだあゆみ
徳永喜八郎・・・小島慶四郎
徳永イシ・・・・・・・岩本多代
徳永晴子・・・・・・・田畑智子
徳永昭一・・・・・・・火野正平
片平鯛子・・・・・・・小西美帆
大崎俊平・・・・・・・櫻木健一
大崎佐和子・瀬戸カトリーヌ
りん・・・・イーデス・ハンソン
一真・・・・・・・・・・・石田太郎
工藤貞男・・・・・・・荒谷清水
神田みすず・・・・・・・・・友近
小川秀雄・・・・・・・上杉祥三
池内幸三・・・・・・・板尾創路
千葉龍太郎・・・・・筒井康隆

■町子・少女編
昭和13~20年
花岡町子(10歳~)山崎奈々
花岡町子(15歳~)尾高杏奈
花岡徳一・・・・・・・・・城島茂
花岡和代・・・・・・・鈴木杏樹
花岡ウメ・・・・・・・・淡島千景
花岡常太郎・・・・・岸辺一徳
花岡イト・・・・・・・・宮田圭子
信次・・・・・・・・・・・・宮崎将
花岡茂・・・・・・・・西川忠志
花岡文代・・・・・・・増田未亜
花岡昌江・・・・・尾野真千子
亀田・・・・・・・・・・山下徹大
浦田・・・・・・・・・にわつとむ
◆スタッフ
原案・題字 田辺聖子
脚本 長川千佳子
音楽 栗山和樹
語り 住田功一アナ
制作統括 一井久司  
◆主題歌
◆挿入歌
林 明日香
「心のままに」

2007年3月21日発売

2007年1月15日~の週に、
ちはる役として出演も!
◆サウンドトラック
◆ドラマガイド
◆ノベライズ


◆田辺聖子作品
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